Story
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伝統を受け継ぎ、
世界へ、そして未来へ立川の地域に親しまれていた「無門庵」。その歴史ある建物を継承し、日本料理という文化を発信する場所となるために生まれた「オーベルジュ ときと」
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新たなる日本料理の創造
Auberge TOKITOが目指すのは、「新たなる日本料理」の創造です。私たちが見つめているのは、ただの“旬”ではなく、食材が最も輝く“一瞬”。器や意匠で季節を語るのではなく、素材そのものが持つ生命力を、そのまま一皿に表現したいと考えています。
また、四季や形式を重んじる従来の懐石の枠組みにとらわれるのではなく、日本料理の本質を大切にしながら、その可能性をさらに広げていくことを志しています。日本料理を深く理解しているからこそできる、新しい表現。時に海外のエッセンスも取り入れながら、日本料理をより豊かなかたちへと昇華させていきます。
そして私たちが何より大切にしているのは、その素材の背景にいる「人」です。誰が育て、誰が収穫したのか。生産者の想いと手仕事に向き合い、信頼関係の中で届けられる食材だからこそ、料理に深みが生まれると信じています。
自然の恵みと、人の想い、そして料理人の感性が重なった瞬間を一皿に。ときとの料理は、日本料理の新しい未来を静かに描き続けています。
つくり手たち -
この場所だから生まれる、
オーベルジュというかたちときとがオーベルジュという形にこだわったのは、料理をただ「食べる」だけの時間ではなく、五感で味わう体験としてお届けしたいと考えたからです。自然の光や風、庭の気配、移ろう空気の中で味わう一皿。その魅力は、短い食事の時間だけでは伝えきれません。身体が喜び、心がほどけていく――そんな「とき」をゆっくりと感じていただくための場所です。
この地は、かつて立川で長く愛されてきた「無門庵」の跡地。1938年にホテルとして開業し、戦時中は航空兵の宿泊施設として、その後は懐石料理店として2019年まで多くの人々を迎えてきました。歴史を刻んできたこの建物を未来へとつなぎたいという想いから、私たちはこの場所にオーベルジュを開きました。
歴史が育んだ風格ある空間に、現代の感性を重ねる。
この場所だからこそ生まれる特別な時間を、立川からお届けします。 -
日本料理の新しい未来を
立川から日本料理には、世界で通用する力があります。一方で、料理人を志す若者が減少しているという現実もあります。だからこそ、「料理人は世界で活躍できる仕事なのだ」という事実を、もっと社会に伝えていきたいと考えています。
日本料理は、世界が求める豊かな文化です。「オーベルジュ ときと」では、料理を一過性の技術としてではなく、再現性を持った文化として磨き上げながら、世界で通用する人材を育てていく。その両立にも挑んでいます。
ここで育った料理人が、自ら食材を見極め、地域性に依存することなく、器や空間までも含めて一つの食体験を構築していく——そんな料理人像を実現したい。その先には、「ときと」から生まれた料理人たちが世界へと羽ばたき、新しい人材の循環を生み出していく未来があります。
ここ立川から、日本料理の新しい未来が世界へと広がっていく。その中心に「オーベルジュ ときと」がある。
私たちは、そうした未来を本気で描き、日々の料理と人づくりに向き合っています。
